株式会社菅原電工
RECRUITING

コラム

未経験からでも続けられている理由ー失敗を恐れず一歩ずつ成長できる場所

2025年10月10日

未経験からでも続けられている理由ー失敗を恐れず一歩ずつ成長できる場所

自己紹介をお願いします!

はじめまして。高金和夫と申します!菅原電工には高校卒業後の平成14年に入社し、今年で24年になります。現在は職長として現場を担当しており、一関市を拠点に電気工事の現場に携わってきました。

担当しているのは、主に工場や住宅などの新築・増改築現場で、配線工事や照明器具の取り付けといった作業を行っています。職長としては、現場全体の進行管理や安全面の確認、他業種との連携などにも携わっています。

菅原電工を選んだ理由と、働き始めて感じたことを教えてください!

電気工事士として歩み始めたきっかけ

もともと父が現場職人だった影響もあって、小さい頃から「職人の世界」というものが身近でした。自然と工業高校の電気科に進み、高校在学中に第二種電気工事士の資格も取得しました。

高校を卒業する頃、正直なところ他の仕事はあまり考えていませんでした。電気の道しか頭になかったですね。ただ、当時は高校に電気工事の求人票が少なくて、就職先選びに困っていたところ、父の知り合いのつてで菅原電工を紹介してもらいました。

その縁がきっかけで面接を受け、当時の社長に学校での成績や生活態度を評価していただき、その場で採用が決まりました。初めて会社の建物を見たときのことは今でも覚えています。とにかく新しくて大きくて、これはしっかりした会社なんだろうなと感じたのをよく覚えています。

新人時代に味わった驚きと学び

入社したばかりの頃は、もちろん何もわからない状態でした。高校で習ったことと、実際の現場はまったく違いました。教科書では配線を切ってコンセントやスイッチを小ぢんまりと作るような練習ばかりでしたが、実際の現場では何十メートル、時にはそれ以上の距離の配線を天井裏や床下に通さなくてはなりません。

想像以上に体力勝負で、最初の頃は正直きつかったです。電気工事だけでなく、時には土を掘ったり、クレーンを使ったりすることもあって、こんなことまでやるのかと驚きました。

でもその一方で、自分が関わった建物が形になっていく過程を見るのは面白かったです。覚えることは山ほどありましたが、やればやるほど仕事が身についていく感覚がありました。

入社後のキャリアについて教えてください!

先輩の後を追い、見て、やってみて、怒られて。その繰り返しの日々でした。

入社して最初の2~3年は、先輩について仕事を覚える期間でした。とにかく先輩の後ろについていって、見て、やってみて、怒られての繰り返しでした。当時は「見て覚えろ」という教え方が当たり前だったので、最初から細かく手取り足取り教えてもらえることは少なかったです。

でも、それが逆に自分にとっては良かったのかもしれません。何もかも教えてもらえる環境より、自分で考えて動かないと仕事にならない状況の方が、成長につながったと今は思います。

少しずつ任される仕事が増えていき、現場を一人で任されるようになったのは10年目くらいでしょうか。もちろん、その前から少人数の現場ではリーダー的な立場になることはありましたが、本格的に「職長」として現場全体を管理するようになったのは、それくらいのタイミングでした。

職長として現場をまとめる責任とやりがい

現在は、工場や住宅の新築・増改築現場で電気工事を担当しながら、職長として現場全体の取りまとめも行っています。具体的には、配線や照明器具、コンセントの取り付け、それに最終的な点検まで行います。

職長としては、自社の職人や協力業者を含めて、時には20人近い人数をまとめることもあります。現場では電気工事だけでなく、他業者との打ち合わせやスケジュール調整も重要です。電気工事は内装や設備工事と同時進行することが多いので、どうしても他の作業とかぶります。

例えば、内装業者さんと作業が重なるときは、お互いの邪魔にならないように段取りを組まなければなりません。昔はそれこそ、夜中にこっそり作業するなんてこともありましたが、今はそういう働き方は減ってきました。それでも調整力や段取り力は職長にとって欠かせないスキルです。

自分の若手時代と比べて、働きやすい環境に

私が若手だったころに比べると、今はかなり働き方が変わったと思います。昔は本当に朝早くから夜遅くまで働くのが普通で、休日出勤も当たり前でした。

今は法律や業界全体の意識も変わり、そういう「ブラック」な働き方は少なくなっています。若い人たちが長く働き続けられるように、会社としても環境づくりを進めていると感じます。

もちろん、工事が集中する時期などは忙しいこともありますが、若手には無理をさせすぎないよう、気を付けています。

これまでのキャリアで、特に印象に残っている出来事はありますか?

入社直後に感じたギャップと現場での苦労

電気工事の仕事は、学校で習ったことと現場で求められることがまったく違います。高校時代は机の上で配線をつなげたり、小さな盤を組んだりといった練習ばかりでした。でも実際は、何十メートルもの配線を屋根裏や床下を通して引っ張る作業が基本になります。

最初は、体力的にも精神的にもかなりきつかったですね。夏場はものすごく暑いし、冬は寒いし。電気工事だけでなく、土を掘ったり、クレーン作業を手伝ったりもありました。電気だけをやるつもりで入ったのに、こんな作業までやるのかと驚くことも多かったです。

今でこそそういった作業も当たり前だと捉えていますが、当時はギャップを感じました。ただ、そういういろいろな経験があるからこそ、現場で臨機応変に対応できる力がついたのだと思います。

忘れられない失敗談とその教訓

一番印象に残っている失敗は、入社して数年目くらいの頃のことです。ある大きな施設の工事で、照明器具の交換作業をしていた際、誤ってメインブレーカーを落としてしまい、建物全体の電気が止まってしまいました。

その場にいた方々にも影響が出てしまい、すぐに謝りながら復旧作業を行いましたが、その瞬間はとにかく頭が真っ白になり、ものすごく辛く感じました。現場責任者からも厳しく注意され、自分の不注意がどれだけ周囲に迷惑をかけるのかを痛感しました。

ですが、その経験があったからこそ、今では必ず確認作業を何度も行うようになりました。現場では些細なミスが大きな事故につながります。だからこそ、確認と報告を徹底するようになりましたし、若い子にもその大切さを繰り返し伝えています。

簡単な仕事ではない。でも、諦めずに続けてきたことが今の自分の土台です

若いころは、先輩から「こんなこともわからないのか」と厳しく言われることが多かったです。今の時代だとパワハラと言われるかもしれませんが、当時はそれが当たり前でした。

正直、悔しい思いもたくさんしました。でも、だからこそ「いつか見返してやる」という気持ちが原動力になりました。

道具や技術はもちろん、自分自身の気持ちを強く持つことが必要です。簡単な仕事ではありませんが、そこで諦めずに続けてきたからこそ、今こうして職長としてやっていられるのだと思います。

この仕事を続けてきて「良かった」と思う瞬間はどんなときですか?

仲間の存在と会社の支えに安心できる瞬間

菅原電工では、仕事で使う工具などを会社が支給してくれたり、補助金的なサポートもあります。昔は道具も全部自前でそろえるのが当たり前でしたが、今はそうした負担が減った分、仕事に集中できる環境になりました。

また、職場の雰囲気も和気あいあいとしていて、冗談を言い合えるような空気があります。電気工事は一人ではできない仕事なので、そうした人間関係が良い職場環境は本当に大切です。

建物が完成したときに味わう言葉にならない達成感

電気工事士として仕事をしていて一番うれしい瞬間は、やはり工事がすべて終わって建物が完成したときです。たとえばビルやマンション、工場などの大きな現場で、最後にその建物を見上げたとき、「これを自分がやったんだ」と思うと、言葉にできない達成感があります。

電気工事は建物の中に隠れてしまう部分も多いですが、だからこそ自分だけがわかる誇りがあります。表からは見えないけれど、電気が通って明かりがついた瞬間、「この仕事をしていて良かった」と心から思います。

もちろん、大きな現場ばかりではありません。小さな住宅や店舗でも同じで、自分の手で電気を通す作業に関わることに変わりはないので、どんな現場でもやりがいを感じます。

後輩を育て、成長を実感できる瞬間

昔は先輩から教えてもらう立場でしたが、今は自分が教える側になりました。現場では若手の職人に指示を出したり、困っているところをフォローしたりすることも多いです。

後輩が少しずつ仕事を覚えていって、一人前になっていく姿を見ると、自分自身も成長しているんだなと実感します。細かい作業が上手くなったというよりも、全体を見渡して指示を出せるようになったり、人をまとめたりできるようになったことが大きいです。

職長として一番大事なのは、やっぱり「現場をうまく回すこと」です。技術だけでなく、人と人とのコミュニケーションも必要なので、そこまで含めて成長したなと感じる場面が増えました。

 電気工事業界を目指す方へメッセージをお願いします

電気工事士は、これから先も長く求められる仕事です。どんな建物にも電気は必要ですし、それを支える技術者がいなくなることはありません。また、未経験からでも全く心配なく始められます。実際に私も現場に入ったばかりの頃は、何もわからない状態でした。それでも、周りに教わりながら少しずつ覚えていきましたし、今でも学ぶことは多く、成長し続けられる仕事だと感じています。

その中でも菅原電工では、大きな建物の工事に関わる機会も多く、「自分の仕事がカタチになる」達成感を味わうことができます。現場では真剣な場面も多いですが、休憩中はすごく和やかで、チームで働く楽しさも感じられます。

初めての方も安心して挑戦できる環境なので、興味があればぜひ一歩を踏み出してみてください。一緒に働けるのを楽しみにしています!

電気工事士としての一歩を踏み出したい方へ


経験がなくても安心して挑戦できる環境

「自分にもできるだろうか」と不安な方もご安心ください。
菅原電工では、経験の有無にかかわらず、一人ひとりに合わせたサポート体制を整えています。

現場では、先輩の指導のもとで実践を重ねながら、少しずつ知識や技術を習得していくことができます。資格取得支援制度もあり、働きながらキャリアアップを目指すことが可能です。

いずれは若手を育てるリーダーを目指したいという方にも、挑戦の場をご用意しています。

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まずは「話を聞いてみたい」だけでも大丈夫です。
あなたのチャレンジを、心から歓迎します。