一関で“手に職”|地元に根ざして働くという選択肢
2025年10月10日
都市部でのキャリアか、地元での就職か―多くの人が就職や転職の場面で一度は迷う選択です。
今回インタビューしたのは、一関で電気工事の仕事に携わる二人の社員。関東の大学を卒業してUターンを決意した阿部憲人さんと、学生時代から迷わず地元での就職を選んだ尾形克好さんです。
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阿部 憲人さん
2011年に菅原電工へ入社し、現在は電気施工管理として現場を担当。
関東の大学を卒業後、関東での就職も検討したが、最終的に「地元・一関に戻る」ことを選択。
尾形 克好さん
2001年に菅原電工へ入社し、電気工事士として現場施工を中心に携わる。
学生の頃から「地元一関で働く」と決めており菅原電工へ就職。
それぞれ異なる経緯で「地元で働く」という道を選んだ二人ですが、共通して感じているのは、家族や地域とのつながりを大切にしながら、長く安心して働ける環境がここにあるということ。都会では得られない暮らしやすさや、安定したキャリアの築き方について話を伺いました。
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地元・一関で働くという選択をした理由
阿部憲人さん|都市部から地元へ戻るという決断
私は関東の大学を卒業しましたが、就職活動の最後に一関に戻るという選択をしました。進学のために地元を離れた経験があったからこそ、やはり地元にある安心感や家族の存在が自分にとって大きな意味を持っていると気づいたんです。
就職先を考えたとき、もちろん都市部の企業での就職も現実的でした。
ただ、キャリアの選択肢が豊富な都市部で働くことよりも、自分の暮らしと大切な人たちを近くで支えながら働けることの方が本質的な価値だと感じ、一関での就職を決めました。
実際、一関に戻ると心にとてもゆとりができました。親元から通える距離に拠点を持つことで精神的に余裕が生まれ、新しい仕事にも前向きに取り組めるようになったんです。都市部に残れば刺激的な環境はあったかもしれません。でも、地元で腰を据えて働くことが、長く続けられるキャリアにつながると感じました。
尾形克好さん|初めから地元での就職を選んだ理由
私は学生の頃からずっと、一関で働くつもりでいました。長男として家を守る立場にあることが意識の根底にあったので、就職先を考えるときにも「地元から離れる」という選択肢はほとんど浮かびませんでした。
私にとって、地元で働くことは安定や安心感の象徴でした。友人や地域の人たちとのつながりがそのまま残っている場所で、長期的に働き続けられる環境を得られること。これが自分にとって最大のメリットだと感じています。また、自分の暮らしも大切にしながら、地元にも仕事を通じて貢献していきたいと、若いころからずっと思い続けています。
一関で働くうえで感じた不安と実際の体験
阿部さんが感じた不安と、それを超えて得た安心感
私が最初に直面した課題は、都市部に比べて求人が少なく、収入の面でも見劣りするのではないかという不安でした。大学時代、同級生たちがいろいろな業界や都会の企業に就職していく様子を見ていると、自分は地方で働くことで成長のチャンスを逃してしまうのではないか、と疑問に思ったこともあります。
でも実際に働き始めると、その心配は杞憂でした。電気施工管理という専門的なスキルを一つひとつ積み重ねることができて、むしろ地元だからこそ腰を据えて技術を磨ける環境が整っていると実感しました。家族と支え合いながら暮らせる日常があることで精神的な安定も得られ、仕事に集中できる下地が整っています。都会にあるようなスピード感や多様性は確かに少ないかもしれませんが、私は堅実にキャリアを築いているという実感を持てています。
尾形さんが抱えた地元に留まるか外へ出るかの葛藤
私の場合、就職を考えたときに「視野を広げるために都会に出るべきか」と「地元で腰を据えて働くべきか」という二つの思いの間で葛藤した時期がありました。都会に出れば、もっと大きなプロジェクトや刺激的な環境に触れられるかもしれない。けれども同時に、それは家族や地元とのつながりを犠牲にすることでもあります。
最終的に私は地元を選びました。その選択は、家庭を築いた今になってさらに価値を増していると感じています。地域に根差して働くことで得られる安定感や、人との信頼関係を積み重ねていける環境は、外の世界では得られないものです。私にとっては、長く続けられる仕事環境こそが本当の成長を支えてくれるのだと実感しています。
一関で働くからこそ得られる暮らしやすさ
阿部さんが見つけた地元で暮らす魅力
私は一関の暮らしやすさについて、自然と利便性のバランスが取れているところが一番だと感じています。都会に比べて人混みに疲れることもなく、四季の移ろいを身近に感じながら暮らせることは、心にゆとりを与えてくれます。
それでいて生活に必要な店舗や施設は揃っているので、不便さを感じることはほとんどありません。
また、都会とは時間の流れそのものが違います。急かされることがなく、自分のペースで暮らしや仕事に取り組める。私にとっては、家族と過ごす時間や自分自身を大切にできる生活リズムこそが、地元で働く最大の魅力です。
尾形さんにとっての「余白のある暮らし」
私は通勤に片道40分ほどかかりますが、渋滞が少なく走りやすいのでストレスはあまり感じません。むしろ、車での移動時間を自分の思考を整理する時間やリフレッシュの時間として活用できています。
さらに、地元で働くことで家庭との距離感を保ちやすいのも大きなポイントです。子どもと過ごす時間をしっかり持つことができ、家庭が安定することで仕事への活力にもつながっています。都市部で長時間の通勤に追われる生活では得られない、余白のある暮らし。それが、一関で働くことで得られる一番の豊かさだと実感しています。
まとめ│これから地元で働こうと考えている人へ
一関で働くという選択は、ただの「地元就職」ではなく、自分の暮らしを大切にしながら手に職をつけ、長期的にキャリアを築ける確かな道です。都市部からUターンして戻ってきた人も、初めから地元を選んだ人も、それぞれの形で安定と成長を実感しています。
阿部さんからのメッセージ
都会に出ることも大切な経験になると思います。でも、地元で働くからこそ得られる安心感や、家族と過ごせる時間があります。自分らしく働きたいと思うなら、一関での仕事はきっと大きな選択肢になるはずです。
尾形さんからのメッセージ
新しい土地に挑戦するのも良いですが、地元に残るからこそ見えてくる価値もあります。暮らしやすさや人とのつながりを感じながら、長く働き続けられる。それが一関で働く魅力だと思います。
地元一関で安心して働きたい方へ
菅原電工は、一関で電気工事事業を展開しており、「地元で働き続けたい」「地元に戻って働きたい」と考える方を歓迎しています。住宅や工場、公共施設まで幅広い案件を手がけており、地元で安定したキャリアを築きたい方にとって、安心して働ける環境が整っています。
未経験の方でも挑戦できるよう、育成体制や資格取得支援制度を用意しています。地元に残って働く人も、戻ってきて新しい挑戦を始めた人も、今では第一線で活躍しています。「地元で働く」という選択が、自分らしい暮らしの実現につながっています。
【お問い合わせ・ご応募について】
菅原電工では、「まずは話を聞いてみたい」という方からのご連絡も歓迎しています。ご興味をお持ちの方は、以下の募集ページをご覧のうえ、お気軽にお問い合わせ・ご応募ください。
【選考の流れ】
① 電話面接
② 本社での対面面接
「まずは話だけ聞いてみたい」「自分にできるか不安」という方も大歓迎です。地方で長く働きたい、家族や地域とのつながりを大切にしたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。